寒くなってくると夜のあかりがいつもより綺麗に見える気がします。これは早く日が暮れること空気が乾燥していることなど視界がクリアになる条件が重なってあかりが綺麗にみえるからだそうです。
そしてあかりには暖かさを感じることもできます。これも寒い日にあかりが綺麗に感じる理由の一つなのではないかと思います。
そんなあかりを暮らしの中で楽しめる本を見つけました。
「手作りのランプシェード」
ひとつあかりを灯すとそこにくつろいだ空気が流れ始める。そんなほっと気持ちを和ませてくれるあたたかなあかりをここでは‘’ほのあかり‘’という言葉を使って表されていました。
ページをめくるだけで落ち着いたあかり、ほんのりと懐かしいあかり、ふわっと幻想的なあかりとシェードや置く場所によって表情を変える‘’ほのあかり‘’を楽しむことができます。
一枚の紙に切り込みや折り目を入れあかりを灯すだけで全く違う雰囲気になる。光と紙が織り成す‘’ほのあかり‘’に癒されました。
この本の著作のエキグチクニオさんはなんと大分県生まれ。ペーパークラフトの草分けとして、紙を扱った手工芸、折形などを発表し活躍されている紙手芸作家さんです。
ランプの作り方はもちろん、じゃばら折り、張り子と呼ばれる和紙をちぎって貼っていく昔ながらの手法、紙テープ編みなど分かりやすく解説されています。
著作の紙への愛を感じる一冊、紙とあかりを組み合わせてオリジナルの手作りランプシェード作ってみたくなりました。