庭師とは...庭の美しさを追求し、植物や自然石などを巧みに配置して、芸術的な空間を創り出す。とあります。まさにですね。
お庭が完成すると、府内町家に魂が吹き込まれます。
府内町家の庭師は設計する古賀と施工していただける職人さん達です。
古賀は設計するだけでなく自らそれぞれのお庭に合わせて阿蘇まで樹木を仕入れに行きます。
イメージに合うサイズ、枝振りを見定めて仕入れ、植栽の配置に立ち合います。
職人さんへイメージを伝えて配置や枝振りの向きを調整します。
また、設計図に寸法の無い石の配置や下草の植え付け苔の配置、水鉢の据え付けなどの細かい造形は職人さん達の感性にお任せしています。この庭師達の息がぴったりと合い府内町家の庭が創り出されています。
そして、府内町家の庭師はただ庭という空間を造るだけではなく家と同じくそこでの暮らしに寄り添うご提案をするのです。
リビングから、キッチンから、ダイニングから、浴室から、ウッドデッキから、道路から、向かいの家から、様々な角度からの検証をして建築、インテリアと共に最適解を探し求めます。
そう、建築とインテリアと外構が一体となって初めてすべてが完結するのです。
そういう意味では私たちスタッフ全員が府内町家の庭師である自覚を持って精進したいと思います。